2019.9.29 ”Please Please Me (SIDE-A)”連続演奏 at 下北沢 BREATH

  1. Complete songs from “Please Please Me(SIDE-A)”
    a. I Saw Her Standing There
    b. Misery
    c. Anna (Go To Him)
    d. Chains
    e. Boys
    f. Ask Me Why
    g. Please Please Me
  2. She Loves You
    -encore-
  3. I Want To Hold Your Hand

9月29日ついにMALUS PUMILAの全曲演奏プロジェクトが始まった。 今回はPlease Please Me A面の全曲演奏だ。MALUS PUMILAはバンドが慣れるために行ったベストヒットな選曲のライブは定期的に行っていたものの本筋となる全曲演奏のライブは今回が初である。場所はBeatlesコピーバンドの聖地とも言える下北沢BREATHだ。

ライブ全体の印象としては落ち着いて演奏出来たように思う。それはただコピーするだけでなく、MALUS PUMILAの全曲演奏をするために細部にこだわり、練習を重ねてきたからである。

例えば、Cainsはイントロ、Aメロ、Bメロでベースの弾き方が違う。Bメロのウォーキングベースのフレーズが映えるようにそれまでは弾きすぎないようにしている。こんな風に一つ一つの演奏に意味があると考え、その意味を考察する事で曲を理解していく事でその精度を高めていく事ができた。

しかし、課題もある。それはコーラスワークだ。Beatlesの肝とも言えるコーラスワークは残念ながらまだ完成するに至っていない。三声のハモリや、PaulとJohnの上下が入れ替わるハモリなど、Beatlesのはハモリは複雑だ。この課題をクリアしていく事でより、レベルの高い演奏にしていく事ができるだろう。

今回のライブでは、予期せぬアンコールも起きた。これは本当に嬉しかった。自分たちの演奏が、認められ、応援されているように感じたからだ。会場にはネットでこのバンドのことを知った人も来ていたと聞いた。自分たちのやっている事が少しずつ広がっていっていることを実感することもできた。練習期間2年と、かなりの時間がかかってしまったが、この日このライブができるようになるまでに必要な時間だったのだろう。バンドとしての初ライブを行う事が出来た今、次のライブを披露できる日もそう遠くないだろうと思える日だった。